遺品整理の手順 『完全版』

2016/11/16

遺品整理 生前整理

遺品整理を始めるに当たって、遺品整理の手順を紹介します。
この手順に沿って遺品整理を行えば、遺族の方の精神的な負担や金銭的な負担も軽減されるはずです。

遺品整理をお考えの方はぜひご覧ください。

1、まずは自分で遺品を確認

いきなり遺品整理業者に依頼するのでは無く、まずはご自分で遺品を確認しましょう。
遺言状やご家族に宛てた手紙などがあるかも知れません。
それらはいち早く見つけてあげてください。

また現金がそのまま置いてあることもあります。
通帳や印鑑、携帯電話なども先に確保しておきたいところです。
廃品回収まがいの遺品整理業者が来ると、部屋にあるものを根こそぎ処分してしまうので大切な物はまずは自分で整理することが必要です。

2、高価な遺品は別扱いにする

自分で見ても分かるような高価な遺品は避けておいきましょう。
これも後々になるとどこに行ったか分からなくなります。

骨董品、絵画、掛け軸、着物、時計、貴金属、アクセサリー…
これらは遺品というだけでなく資産にもなり得る品物ですので、大切に保管してください。

ちなみに高価な物ほど無くなってしまい、出てくる確率は少なくなりますのでご注意下さい。

3、遺品買取業者に依頼

注意して欲しいのは遺品整理業者では無く、先に遺品買取業者に確認してもらう事です。
遺品買取業者は高価な遺品を買い取ってくれます。
自分では価値が判断の出来なかった遺品も、買取業者なら判断してくれます。

また遺品買取業者は、遺品の買取の依頼をしても料金は掛かりません。
だいたいは無料で見積もりしてくれますので、高価な遺品だけを選別してもらいましょう。
その場では「考えておきます…」と返事を濁しておいて、後日、本当に買取してもらうかどうかを考えれば良いのです。

遺品買取業者は、見積もり無料の業者を探しましょう。
また依頼したからといって必ず買取してもらう必要もありません。
嫌ならキャンセルしても大丈夫です。

4、遺品整理業者に依頼

ここで初めて遺品整理業者に依頼します。
遺品整理業者はたくさんあり、どの業者にお願いして良いのか分からなくなります。
そこで遺品整理業者に依頼する前に、考えて欲しい事を3つ紹介しましょう。

①不用品の処分や部屋の掃除をお願いしたいのか?

不用品の処分や片付け、部屋の掃除などがメインとなると遺品整理の出番はありません。
便利屋さんや不用品回収業者などの業者にお願いしましょう。

②特殊清掃の必要あるのか?

孤独死などされた部屋を現状回復したいのであれば、特殊清掃が必要になります。
この場合も遺品整理というよりは清掃がメインになりますので、特殊清掃の出来る業者にお願いしましょう。

③故人の遺品を整理する業者

本来、遺品整理とは故人の遺品を整理して処分や供養を行い、必要であれば遺族の方に遺品をお届けする仕事です。
不用品回収や片付け、特殊清掃は二の次だという事を覚えておいてください。

ご自分がどの業者に依頼したら良いのかが分かったらホームページなどを使って業者に依頼します。
業者によって料金やサービスが違いますので、良く理解した上で依頼する事をお勧めします。

④遺品整理の終わり

遺品整理が終わったという事は、故人に対する気持ちもある程度整理できた事と思います。
お疲れ様でした。

ここで『3、遺品買取業者に依頼』の事を思い出してください。
もし思ったよりも遺品整理に費用が掛かってしまった時は、遺品の売却をお勧めします。
故人も残された家族に迷惑を掛けたくありません。
遺品を売却した事で遺族の負担が少しでも軽くする事ができるのであれば、きっと故人も喜んでいると思います。

また高価な遺品は財産でもあります。
遺品の管理はしっかりとしておきましょう。

-遺品整理について